上昇気琉

大阪で小学校教員やってます、らをってぃです。色々と勉強中です。よろしくお願いします。

『6』オタクであることの素晴らしさ

 

皆さんは「オタク」と聞いて、どんな人・どんな姿を思い浮かべますか?


・メガネ、肥満体質

・部屋中の壁がポスターでびっしり

・ボソボソ早口で喋る

・名前を呼ぶとき「~氏」をつける

・笑い方は「デュフフwww」

・オタ芸で騒いでる

・怒らせたら止まらない


上記が僕の3.4年前までのオタクのイメージでした。

 

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(↑こんな感じでしょうか?)


多分、ドラマ版の『電車男』の影響です。伊東美咲さんのエルメスたん、懐かしいですね。大好きでした。

 

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では、そもそも「オタク」と「ファン」「趣味を楽しむ人」に境界線はあるのでしょうか?


どこからが「オタク」なのか?何をしたら「オタク」になれるのか?


それに対して、僕は…

 

自分が好きなものに対して恥ずかしげもなくとことん突き詰められる。そして、その行動を誇ることができる。その結果が「オタク」であるということ。

 

これが僕の答えです。


もちろん「私は好きなことをひたすらやってるだけ!オタクなんかじゃない!」と言う人もいるでしょうが、ハタから見れば、そんなもの「オタク」的な好きですから。十分「オタク」です。


だから、「オタク」になるのって意外と難しいなって思います。そのためには飽きることは許されませんし、それだけ自分が好きなものに対して狂わないといけませんからね。

 

 

 

 

 

 

 

ここで、需要があるかどうかは分かりませんが、僕がアイドルオタクになった経緯をお話しします。(※所々、専門用語が飛び交います。ご注意ください。)


僕が最初にハマったのアイドルは、欅坂46でした。彼女にフラれ(笑)、新しい何か楽しいことを探していた約2年前のある日、YouTubeで3rdシングルの『二人セゾン』のMVが「あなたへのおすすめ」に表示されており、気になってタップしたのが全ての始まりでした。そう、"きっかけ"でした。

 

欅坂46 『二人セゾン』 - YouTube


乃木坂46の「きっかけ」は名曲ですよ。関西教育フォーラム(#かんふぉ2018)でも、開始前にBGMとして流れていましたね。お聴き逃しなく。

きっかけ

きっかけ


さて、僕が欅坂46にハマったのと同時期に、高校の同級生や大学の後輩も同じ状態になっており、彼らとオススメ動画のURLをLINEで送りあったり、欅坂46のラジオ「こちら有楽町星空放送局」・テレビ「欅って書けない?」を同時に聴いて・観て、実況していました。


ラジオやテレビは毎週逃さずリアルタイムでチェックし、雑誌が出るたびに購入。そのページだけ切り取ってファイリング。意外とマメなオタクです。

 

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しかし、人間は欲深い生き物です……。そんな生活にも満足できなくなってしまいます。2次元は飽きてしまった、と。


それならば、既に【次のステージ】が用意されているのだから、行くしかないでしょう。


そう、握手会へ。


ご存知の方も多いでしょうが、握手券を購入した枚数分、CDがついてきます。

 

初めて握手券が宅急便で送られてきたときは本当に驚いたものです。

 

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先輩、同期、後輩、バイト仲間、塾の生徒などに配りまくりました。配って誰に何を思われるかなど全く怖くありませんでした。「オタク」なので。

 

 

 

 

 


さて、握手会が行われるのは主に関東(千葉・東京・横浜)・名古屋・関西(京都・大阪)の3拠点です。


※全国握手会と個別握手会がありますが、その違いなどの説明は割愛しますね。


それらの輝く夢の3拠点へは、いずれも飛行機でしか行けないドドド地方に住んでいたので、握手券とは別に航空券が必要になってきます。


ここまででも、大学生にとっては非常に大きい出費です。現地でのホテル代や食事代を含めると、恐らくトータル10万円を超えていたのではないかと思います。


しかし、ナメてもらっては困ります。当時の僕は「オタク」なのですから。


「このバイトが終わればテレビ番組が見られる。」

「お、明日はラジオだ。ヤッター。」

「来月は握手券が待っているぞ。働け、働け。稼げ、稼げ。」


バイト中は、ひたすらこんなことを考えながら働いていたと思います。気持ち悪いですね。怖いですね。


でも、すごく楽しかったんです。そりゃ楽しくないとできないことばかりです。

 

 


あ、そうそう、握手会では、アイドルとの交流だけではありません。Twitterで繋がったオタクたちと会って(オタ用語?で「凸る」と言います)、語らったりもします。


実際に会ってみると、めちゃくちゃイケメンな好青年だったり、綺麗なお姉さんであったり、まだ未成年の方だったりと、良い意味で「オタク」のイメージは大きく崩れ去っていきました。

 

彼・彼女らは全員、僕と同じように、2次元では物足りず、次のステージへと一歩踏み出した人たちです。


「今日の誰と握手した?何喋った?」

「ライブ申し込んだ?」 など…


いわゆるオフ会のようなものでしょうか、そのまま酒の席にまで発展することも多々。共通の話題がしっかりしているので、話が尽きることもありません。

 

彼らとは本当に楽しい時間を過ごすことができます。

 

 

 

 

 

 

現在、色々ありまして、今は乃木坂46に対してのオタ活を行なっています。


大学時代のように生活の大部分を捧げるといったことはないものの、ライブに行ったり、握手会に行ったり、聖地巡礼をしたりなどは今も変わりません。

 

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握手会場にて。世界で一番輝く扇です。


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乃木坂駅。東京へ行くと、毎回寄ってしまいます。


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乃木坂駅で降りると、やはり乃木神社は欠かせませんね。写真のように推しタオルと一緒に撮るのが、乃木オタあるあるです。

 

ね?オタクしてるでしょう?

 

 

 

 

最後に。


僕がオタクという域まで好きなものを突き詰めてみて、よく自己啓発本などにもしつこく書かれているように「好きなものは強い」ということを本当に強く感じます。


また、共通する好きなものがある人同士で繋がったとき、強大な力を生み出します。


「好きなもの」というのは、自分のものだけではありません


握手会の数秒という短い時間を楽しく過ごすため、そのアイドルが喜ばせるために出来ることを考える。すると、やはりその子が好きなものの話題を振ると、自然と盛り上がる。


他人の「好きなもの」を見つけて、それを最大限に会話に活かすというのも握手会で学ぶことができました。


突然、学校での話になりますが、「プリキュアが好き」と話しくれた低学年の女の子の前で、次の日、プリキュアの主題歌をサビだけ歌うだけで、今までとは全然違う顔が見られた、ということがありました。


僕も、年配の先生が「なーちゃんの卒業、悲しいね……」とか言ってきたら、え!?(嬉&驚)ってなります(笑)

 

 

 

 

 

 
人の好きなものを知って、理解してあげる努力をすることで、自分の偏見が正しい方向を向き、世界が広がります。


あなたも何か「オタク」になってみてはいかがでしょう。きっと、人だけの出会いに限らず、素晴らしい出会いが待っていますよ……。